kenji さよなら運転

 

 7/21にびゅう旅行専用商品として企画された kenji さよなら運転の第一弾に運よく参加できたので、その時の様子などを…。

 

意識低い系乗り鉄の私は、発売即完売だろうと考え申し込むことさえ躊躇しました。

しかし、たまたま発売当日に仕事の予定がぽっかり空いて、しばらくフリーに。

しかも車で少し移動すればびゅうプラザのある駅に行ける…。ということで咄嗟に思いついて申し込んでみました。そして運のいいことに座席を確保してもらえたのでした。

翌日には飯田線秘境駅号の乗車を控えていたので、大変慌ただしい週末になってしまいましたが、おなごり乗車と飯田線秘境駅めぐりを一気に履修できたので、豊作でした。

f:id:goronto_akebono:20180808230327j:plain

さて、題名のさよなら運転企画は東北本線の盛岡ー一ノ関をkenjiで往復するプランです。一ノ関でどこかへ観光に行くでもなく、途中駅で停車し地元の方々からおもてなしを受けるでもなく、ただひたすらにkenjiに乗車するという完全に乗り鉄の方向を向いている企画な気がします。

 

車内ではstaffの皆さんが乗車記念証や観光パンフレット、今回の旅行商品限定の掛け紙が掛かった駅弁を配って回っていましたが、基本的にはのんびりとした時間が流れていたように思います。

kenjiでの車窓を楽しむ人、カメラを持って車内の各所を探検する人、スピーカーや連結部にモフモフのマイクを向け、録音に勤しむ人…。各々がある程度は目的を達成して下車できたのではないでしょうか。

f:id:goronto_akebono:20180808230659j:plain

2号車の特徴的な座席配置も、もう間もなく見納めです。

実際にこの座席が向い合せになり、車座のように使われた機会はどれほどあったのでしょう…。

職場の慰安旅行などの時は、ここで幹事さんたちが相談していたのかもしれませんね。

はたまたおじさんたちが互いにお酒を勧め合いながら盛り上がっていたのでしょうか。

 

9月にも運転が予告されているからか、引退や今回の団臨の発表から日が浅かったからか、駅のホームも東北本線沿線も、カメラを構える人の姿は見えましたが、特に大きな混乱なくスムーズに撮影できていた印象でした。

f:id:goronto_akebono:20180808230629j:plain

 

JRの路線上で稼働している唯一のキハ58・28系列であるこのkenji

切妻形で平面ガラスを組み合わせた前面が残る連結面であったり、北海道のアルファコンチネンタルエクスプレスの流れをくむ前面形状。天井にポコポコと並ぶ冷房装置など、ファン各々で見るべきところはいろいろあるかと思いますが、最後までkenjiが大きな故障なく走り続けられることを願っています。

f:id:goronto_akebono:20180808232004j:plain

 

個人的にはこれがkenjiとのお別れ乗車だと思われるので、米沢散策トレインや三陸鉄道へ直通する臨時快速など、かつて乗車した際の思い出などを振り返りながらゆっくり過ごしました。また、復路でお隣になり、twilight express 瑞風のクリアファイルをくださった素敵な同業者さんには改めてお礼を是非申し上げたいのですが、連絡する術もなく…。本当にありがとうございました。

この気ままなブログをご覧になっているとはとても思いませんが、本当に感謝しています。