EL あきた, DL あきた

 「ELあきた」、「DLあきた」は2017年6月に2日間運転された臨時快速列車です。

 「ELあきた」は秋田-横手をED75が、「DLあきた」は秋田-象潟をDE10が高崎車両センター所属の旧型客車をそれぞれ牽引し運転されました。

 どちらの列車にも興味があったものの、1日で2列車に乗ることは難しかったため、初日に北上線経由で横手へ出てから「ELあきた」で秋田入りし、そのまま1泊。翌日「DLあきた」に乗ることにしました。

旧型客車の全検などを秋田車両センター(旧 土崎工場)で行っているためか、DL, ELとも秋田地域に残っているためか、秋田支社管内では時折、旧型客車を高崎から借りて臨時列車を仕立てることがあります。

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秋田の初夏にしてはずいぶんと蒸し暑い横手駅に着き、北上線のキハ100から降りると、すでにお目当てのELあきたはホームに入っていましたが、その奥を見ると、今ではすでに退役済みの719系の姿が。

当時は転属直後でまだ営業運転には投入されておらず、秋田支社管内の各線で試運転をしている段階でしたが、先頭の赤ベコマークがない貴重な姿を眺めることが出来ました。

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「ELあきた」では大曲-秋田でE6系「こまち」に鮮やかに抜き去られながら、のんびりと秋田駅までの旅を楽しみそのまま一泊したのでした。

 

翌日、ホームを挟んで並ぶ機関車を写真に収めてから、昨日は眺めるだけだった「DLあきた」に乗車。

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秋田駅を同時に発車し「ELあきた」は奥羽本線へ、「DLあきた」は羽越本線に入るため、ほんの数分旧型客車どうしの並走を楽しんでから、冬には想像できない穏やかで晴れ渡った日本海の車窓を楽しんだのでした。

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象潟駅からはいったん秋田へ戻ってから「きらきらうえつ(きらきらしらかみリレー)」に乗り、新潟へ出て上越新幹線で帰京しました。

新潟駅では会津若松からの長旅を終えた「ばんえつ物語」を見ることが出来ました、当時はラッキーだな程度にしか思っていませんでしたが、その後新津止まりとなってしまい、「きらきらうえつ」と併せ、現在の新潟駅では見ることが出来ない列車を立て続けに眺めることが出来たことになります。