平成29年の根室駅

根室本線の終点、根室駅。「花咲線」の別称もある釧路-根室間は優等列車の設定もなく、系統分離もされた別線の様な扱いでキハ54系がのんびりと行き来しています。

根室駅の一つ手前、東根室駅は日本最東端の駅でもあり、ホームにそのことを示す掲示も出ています。

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東根室駅の駅名表など。JR北海道のキャラクター、モジャ君のドアステッカーと一緒に。

 

花咲線と称される区間は釧路、厚岸、根室みどりの窓口が設置されていますが、それ以外は無人駅で、一部の駅は北海道ではおなじみの貨物列車の車掌車を転用した待合室になっています。

今回は根室本線(花咲線)の終点、平成29年(2017年)に根室駅で買い求めたきっぷをご紹介します。

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根室駅のみどりの窓口で買い求めた入場券です。当時はまだまだ総販機能も活躍中で、硬券入場券も併せて販売されていました。2019年9月末で総販機能による入場券の発売は終了しており、硬券入場券も販売を終了しているため、2021年5月現在ではいずれも入手できないものです。

 

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また、日本最東端の駅である東根室駅は無人駅なためか、東根室駅の硬券入場券も根室駅の窓口で取り扱われていました。 券面右下の根室駅発行と印字されていることが根室駅で買い求めた証でしょうか。

小児断線の脇に記された「東根」だけを見ると、もし山形新幹線の「さくらんぼ東根」駅にも硬券入場券が設備されていたら、どのような表記になるのか気になってしまったりします。

 

これらのきっぷ類は、2021年では買い求めることの出来ないものですが、現在も根室駅にみどりの窓口は設置されており、マルス端末による入場券を買い求めることは出来ます。また、ご当地入場券や北の大地の入場券など期間限定のきっぷが取り扱われることも多いです。

 

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根室駅や東根室駅を釧路方から訪れる場合は、列車の本数も限られ、来た列車で帰らざるを得ないこともあると思います。折り返し時間は決して長くはないので、根室駅の窓口が混んでいると買い求めたいものが買えないこともあるかもしれませんので、ご注意を。